MRGではトレーニング指導・ストレッチングと並行して鍼灸施術を行っています。
ウエイトトレーニングは適切な負荷、頻度で行えば健康的です。
しかし、日常生活での身体的・精神的ストレスを加味しないで高強度トレを続けていると、自分でも気が付かないうちに疲労が溜まり、オーバーワークになっていることがあります。
- 気が付かない疲労を溜めないため
- 溜めってしまった疲労を回復させるため
にも、鍼灸はケアとして大変有効です。
この記事では、そんな鍼灸について女性スタッフに実際に複数回の施術を体験してもらい、その過程で感じたこと、また鍼灸施術の効果などを語ってもらいました。
目次
筋トレ疲労の回復に有効な【鍼灸】に対する一般的イメージ
世間一般的にいわれている率直なイメージは……
- 鍼は痛そうだし灸は熱そう……
- とにかく怖い
- そもそも鍼灸に対するイメージがわいてこない
といった感じです。
実際に体験してみた私も例に漏れず、上記のようなイメージを持っていました。
『マッサージのほうが気持ちよくない??』
というイメージも持っていました。
この時点では、実際に鍼灸施術を受けたことがないので仕方ないことですが、マッサージのほうが断然効果があるような気がするし、お得感もあるんではないかと感じます。
筋トレ疲労の回復に有効な【はり施術】に対する感想
結論からいうと、1回受けてみると『今まで怖がっていて損してた〜っ』と感じるほど高い効果を感じれると思います。
最初は、鍼(はり)を身体に刺すって……
と思ってしまいます。
鍼(はり)に対して、予防接種なんかでお馴染みの注射針をイメージしてたくらいでしたので(笑)
しかし実際使う鍼の太さを見せてもらったら髪の毛より細いんではないかというくらいの細さ(上記画像参照)でした。
実際に施術を受けたときは、鍼の細さを見て、かなり安心できた記憶があります。
とはいっても、鍼の細さに安心したはずが、いざ鍼を刺すとなると、やっぱり緊張でガチガチだったのも事実でした。
なんせ初めてだったもので……。
これに関しては慣れです。
何本か鍼を打ってもらううちに、たいして痛くないことに気が付きました。
鍼の痛みのレベルとか感覚を覚えてしまうと、
『あ~こんなもんか……たいして痛くないな。』
と鍼に対する心構えが変わってきます。
そして回を重ね、施術を何度か受けているうちに、痛みとか恐怖とかはほぼ皆無になりました。
受けているときに感じる効果そのものについては、なんとも表現しずらいのですが……
があります。
経絡(けいらく)と呼ばれるそうなんですが、神経の走行に似たラインに沿って……
が堪りません。
私は疲れると坐骨神経痛が出るのですが、鍼を入れてもらったら、一発で症状が治った事に感動しました。
坐骨神経の走行経路上にある筋肉が緊張していると神経痛が酷くなるので、これらの筋肉をマッサージやストレッチングで緩めてもらえるといつも楽になるのですが、鍼の場合だといつも以上にあっという間に緩んでしまいました。
筋トレでのオーバーワークやデスクワークや立ち仕事などで筋疲労が強いときに是非受けてみて下さい。
即効性があっておすすめです。
また別の施術の日では、
- 胃腸の調子が悪い時
- ギックリ首、ギックリ腰になってしまった時
にあたったので、その治療をしてもらいました。
結果、胃腸の調子が整ったり、ギックリ系の疾患がパタッと楽になっちゃうんです。
このときは、筋疲労回復の時以上に鍼治療の効果を大いに感じました。
筋トレ疲労の回復に有効な【きゅう施術】に対する感想
当方ご利用のクライアントから『お灸は温かくて心地が良い』とよく聴いているせいか、鍼(はり)にたいしてほど恐怖感はありませんでした。
ですので、こちらは最初からあまり緊張することなく施術を受けることができました。
実際の効果に関してですが……
筋の張りや筋疲労に対する効果は、いまいちその効果を感じることができなかったのが率直な感想です。
神経痛に関しても、個人的な感覚ですが鍼の方が効きます。
特に効いたと感じたのが……
- 関節痛
- 胃腸の不調
- 生理痛
に対してです。
その中でも特に【胃腸の不調】に対して効果絶大でした。
私はもともと胃が弱い体質で、よく胃痛に悩まされます。
前述の鍼(はり)の体験施術と同じで、ちょうど胃の調子が低下していた時に灸(きゅう)の体験施術を受けました。
そのときは胃の六つ灸(いのむつぎゅう)と呼ばれるツボや、その他の胃に関連するツボを選んでもらいお灸を据えてもらいました。
するとキューっと収縮していた胃が、じわじわと温まり、ゆっくり緩んでいきスーっと楽になりました。
不思議で仕方ないのですが、経穴(ツボ)に対する凄さを感じました。
今までは、胃が痛くなれば胃薬に頼っていました。
しかし、この体験を機に、きゅう(灸)施術を定期的に受けることにしました。
お灸のおかげで最近では薬要らずになりました。
普段の健康維持(胃腸のメンテナンス)には台座灸タイプのお灸を使用してもらっています。
イメージは上のような絵の感じ?
じわじわとゆっくり温かくなり、火傷する手前(ちょっとチクッとするぐらい)まで置いておくと熱がしっかり入ります。
なんとなく広範囲に温かいイメージです。
症状が重い時には、鍼灸師が直接手で捻って据えて、線香で点火するお灸もしてもらいました。
こちらは台座灸に比べ鋭く深く熱が入る感じがしました。
当方鍼灸師たち曰く、手でひねるお灸は狭く深く熱が届くので、関節痛や炎症のあるところに効くそうです。
実際、学生時代のスポーツの古傷で、膝に痛みがよく出るので、手でひねるお灸をすえてもらったところ、とても楽になりました。
当方のクライアント様の中にも、ヘバーデン結節(指の変形性関節炎)を発症されている方が数人いらっしゃいますが、当方の鍼灸師たちが熱を感じるまで連続で施灸しています。
直接手で捻るお灸にもかかわらず、炎症部位や冷えている部位に据えてもなかなか熱が感じにくいようですが、熱が感じられるまで施灸してあげると、翌朝の痛みが無くなるようです。
さいごに
スタッフに体験してもらい感想を赤裸々に綴ってもらいました。
鍼灸を受けてみたいけど、二の足を踏んでいる方に参考になればうれしいです。
鍼灸の刺激は、もともと自分に備わっている自然治癒力を呼び起こしたり、高めるためのきっかけを与える行為なので、身体に負担が少ないのが特徴です。
現代医学(西洋医学)であれば、お薬を使用しますが、こういった理由から東洋医学ベースの鍼灸は健康管理にはもってこいのメソッドだと思います。
どちらも大切な現代医学(西洋医学)と東洋医学の良いとこどりで、うまく健康を維持したいですね。
また前述のとおり筋トレの疲労回復にも大変有効です。
MRGでは鍼灸施術も行っていますので、身体の不調にお悩みの方は是非ご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。