- 「あ~肩こった~・・」
- 「もう腰がパンパンだよ~」
日常茶飯事、良く聞く&言ってしまう言葉ではないでしょうか?
この記事では、そんな『筋肉がなぜコリコリになってしまうのか』について解説します。
目次
筋肉コリコリのメカニズム
当方へ頂く不調に関するお問い合わせで、もっとも多いのが肩や腰のコリについてです。
そもそも、なぜ筋肉はコリコリになってしまうのでしょうか?
例えば、デスクワークやパソコン作業をする時は、頭が前に倒れた状態になります。
頭が前に落ちないように首の後ろから肩にかけての筋肉で支えます。
更に、デスクワークやパソコン作業は座りっぱなしです。
身体の動きがなく同じ姿勢を続けるということは、筋肉の立場に言い換えれば、ずっと弱い力で筋肉を収縮をさせられ続ける状態です。
この状態が長時間続くと、常に筋肉が緊張しっぱなしになり、今度は無意識に収縮した状態になります。
自分の意思で緩めることもできなくなってきます。
固まった筋肉は、その中を通る血管を圧迫するので、酸素や栄養が行き渡らずに回復困難になります。
こうなると芋づる式に代謝物質や老廃物が多発し、さらには行き場を失ったこれらの物質は筋肉からあふれだし、その筋肉を支配する感覚神経にまで干渉し、脳へ痛みとなって伝わります。
このレベルまで来る頃には立派なコリが完成していることでしょう。
腰のコリも、前かがみの姿勢や浅い腰掛け姿勢などを長時間続けると、同じ原理で発生しますから要注意です。
筋肉のコリを緩める方法
こんなイヤ~なコリ。
もう自分の意思では緩めらないのです。
ではどうすれば緩められるのか?
上記の通り、血流の滞りがコリを作るので……
そのためには、まずその筋肉を揉む、押す、叩く、伸ばす、温める。
これはあん摩マッサージ指圧やストレッチングなどで遂行できます。
そしてもう一つ大切なこと……
ことです。
これはまさしくウエイトトレーニングに代表されるレジスタンストレーニングのことですね!!
筋ポンプ作用とは?
筋肉の収縮と弛緩の作用によってポンプのように血液を押し出し、流れをよくする事。
こうすることで、血流が改善して老廃物が流れ、運動の負荷刺激により筋の同化作用が起きて栄養が行き渡り、元気で強い筋肉へと変身します。
以上のことから日々の運動器メンテナンスは、セルフマッサージやストレッチングに加えて週1〜2回のウエイトトレーニングが有効です。
これらを実践して、疲れ知らずの元気で強いしなやかな筋肉を作ることができます。
さいごに
他人の力を借りたマッサージだけでは筋の同化が起きませんので、筋肉の状態は変わりません。
その場だけ楽になり、いつもの生活に戻ればまたコリを作ってしまいます。
疲れにくい(こりを作りづらい強い身体)身体を作るためには、マッサージやストレッチングに加えて、自らが身体を動かしてトレーニングすることが大切です。
疲労マネジメントのためには、両者(筋トレとマッサージ・ストレッチング)をうまく使い分けて、健康な身体を維持していきましょう!
ウエイトトレーニングやあん摩マッサージ指圧・ストレッチングのご相談はMRGでも承っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。