「私はアスリートじゃないから、筋トレ?ましてやウエイトトレーニングなんて…」
筋トレをしたことがない方から日々よく聴く言葉です。
筋トレの代表格ウエイトトレーニングはアスリートや競技者が行うもの、さらには「私ボディービルダーみたいになっちゃう」(ボディービルダーに失礼です、そんな簡単になれません)みたいな……
ここまでくると偏見そのものなんですが……
実践されたことがない方からしたら、そう思ってしまっても無理はありませんが、トレーニング指導者としては1番悲しい言葉です(泣)
ここではそんな葛藤を記事にしました。
目次
ウエイトトレーニングとは
ややきつい負荷(ウエイト)を用いて、ヒトの基本的な動作機能を高める目的で行います。
立つ、座る、しゃがむ、立ち上がる、押す、持ち上げる、引くなどヒトとして当たり前の動作が基本的な動作機能になります。
この動作に負荷を掛けるわけです。
なぜ負荷が必要かといえば、筋の再教育、成長を促すシグナルを大脳に送るためです。
本当に身体が弱りきっていれば、自分の体重でさえ十分な負荷になるので、ウエイトを使わなくても筋肉や大脳にシグナルは届きます。
しかし大半の方は普通に日常生活を過ごしているので、自分の体重くらいの負荷では成長のシグナルには程遠いわけです。
そこでウエイトトレーニングをすることで圧倒的に効率良く基本動作を向上できるのです。
筋肉の成長シグナルの送り方
まず弱っている筋肉を特定すること。
弱っている=働きが低下している状態です。
例えばいつも痛い部位、凝っている部位は動きが無くあまり伸び縮みしていない可能性が高く、筋肉が機能低下しているサインになります。
次に立ち上がる、しゃがむ、持ち上げるなどの日常生活動作時に痛みが出る、動かしづらいと感じる場合も、その動作に必要な筋肉が機能低下しているサインになります。
上記のサインを無視して、日常生活を過ごしていると、いつしかロコモティブシンドロームになってしまうわけです。
なんらかの整形外科的な疾患を抱えてから、トレーニングを始めても効果はありますが、指導する側も、指導される側も大変な作業になります。
疾患によっては健常に戻せないこともあるので、疾患を発症する前にウエイトトレーニングを始めることはとても有効なのです。
https://m-r-g.jp/locomotive-syndrome/
現代日本人の日常生活動作の共通点
日常生活の動作パターンはほぼ決まっていますので、弱りやすい筋肉も同じ部位が多いです。
当方でトレーニングされている一般人の方もほとんど同じ部位が使えません。
それでも多少の個人差はあるので、動作の見極めをプロのトレーニング指導者に依頼して、自分の弱っている部位を特定してもらうことが大切です。
そして弱った筋肉にフォーカスしたトレーニングメニューを作成してもらい、実際に正しい動作をウエイトを用いてトレーニングする。そしてそのトレーニングを定期的に行うことで、少しづつ痛みが減ってきたり、動かしやすくなったり、身体つきや姿勢が変わりスタイルが良くなってきます。
健康寿命というキーワード
寿命だけなら、これから男性80年、女性90年に達しようとする時代です。
本当に素晴らしいことです。
我が日本国で、ここまでに到達した長い人生を、実りある身体の状態=健康で過ごすためには、健康寿命を延ばすことが次の大きなテーマです。
健康寿命(けんこうじゅみょう、: Health expectancy, Healthy life expectancy)とは日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと。
引用:ウィキペディア
さいごに
人生の最期まで自分の脚で歩き続けることができれば、その充実感は計り知れないでしょう。
痛み知らずでいつも楽しく笑顔で過ごすためにも、ウエイトトレーニングに対する偏見を見直してもらえたらMRGとしても嬉しい限りです。
「あ~そういうことなんだ。」
「ウエイトトレーニングって誰がやってもいいのね。」
そんな風に印象が変わった方は、ウエイトトレーニングに是非ともチャレンジしてみてくだいさい。
そして、初心者のうちは、ケガ予防・効率化のために、専門家にしっかりとフォームを指導してもらったり、適切な負荷設定をお願いしましょう。
もちろん当方でもご相談大歓迎です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。