トレーニング

【ウエイトトレーニング(筋トレ)とスポーツ】どちらが身体にとって有害なの??

【ストレングストレーニング】は日本語にすると【筋力トレーニング】です。

筋力を高めるには、それ相応の負荷が必要です。

そのため、ストレングストレーニングの運動様式は主に重り(ダンベルやバーベル)を使って行う動作となります。

一般的には【ウエイトトレーニング】という言葉の方が馴染みがあるかもしれません。

この記事ではウエイトトレーニングに対するイメージで良く聞かれる

  • 重りを持って行う高重量トレーニングは身体に悪い
  • スピードが落ちる
  • 身体が硬くなる
  • 可動域が狭くなる
  • 使えない筋肉

このイメージは、本当のところはどうなのか?という観点で、この記事では特に「重りを持って行う高重量トレーニングは身体に悪い」という悪しきイメージをテーマに記します。

目次

ウエイトトレーニングに対する誤解??

「そりゃ~重たいものを使えば身体に負担は掛かるし、身体には悪いでしょう!間違いない!!」

イメージでは誰もがそう思っても不思議ではありません。

が……はたしてそうでしょうか?

もちろんヒトの体の機能を無視した無茶苦茶なフォーム、またその人の扱える重量を大幅に超えてしまえば身体にとって有害となるでしょう。

でもちょっと待ってください!

世の中の人は、ウエイトトレーニングと聞くだけで、頭ごなしにそう思っちゃってませんか?って話なんです。

逆に、正しい機能に則った動作、適切な負荷で行えば、すごく良いんじゃないでしょうか??

ウエイトを持たなくたって、日常生活動作やスポーツ動作でも、間違った関節の使い方をすれば身体は壊れます。

スポーツで例えると……

  • 全力で走る時にかかる負荷は体重の3~6倍。
  • ジャンプ動作では2~4倍。
  • 全速力からの切り返し動作では10倍。

こんな負荷が掛かります。この負荷が身体の一か所に集中したら……

想像しただけでも恐ろしいですね~

何度も言いますが、今の例はスポーツに多い動作です。いかがです?

ふつうに体重の2~10倍の負荷です。

ではいきなりウエイトトレーニングで体重の2倍、3倍のバーベルを使ってトレーニングできますか?

ウエイト(ストレングス)トレーニングが身体に悪いというイメージ少しは消えましたか?

なぜウエイトトレーニングは安全なのか?

個人差はありますが、上記に示したようにスポーツでは身体に大きな負担がかかります。

スポーツではこのような激しい動きを繰り返し行うため、怪我をしないほうが難しいと言えます。

ましてや身体の機能が正しくない状態で動けばすぐにでも身体が壊れるでしょう。

しかし、ウエイトトレーニングは、正しく動けない身体であっても安全です。

  • 段階を踏んでエクササイズ(種目)を選択するので徐々に機能回復ができる
  • 関節に負担のかからないコントロールされた動きのおかげで傷害を負う事が少ない
  • コントロールされた環境下なのでスポーツでは使うことのない関節可動域まで関節をめいっぱい動かせる
  • 負荷を掛けたとしても体重の1~2倍まで
  • 個人のレベルに合わせた負荷を選択できる

というような理由から、安全な運動であることがいえます。

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ストレングス(ウエイト)トレーニングの恩恵

1番の恩恵は、トレーニングを正しいフォーム(関節に負担のかからない動き)で行うことで身体の正しい使い方を覚えることができ、日常生活やスポーツの場面で関節に負担のかからない動きができるようになることです。

また関節可動域を最大限使う運動なので柔軟性が増します。

わかりやすくいいかえれば……

不意の怪我や慢性的な障害の予防

になることです。(いつも以上に大きな文字を使ってアピール!!!)

以上のことから、スポーツ愛好家や競技アスリートの方ほどウエイトトレーニングは不可欠なのです。(もちろん一般の方も現代の日常生活では偏った身体の使い方をしがちですから、ウエイトトレーニングは健康のためにも必要です)

副次的に見た目(スタイル)も向上するので、精神衛生上にも良いとされます。

競技選手はこの要素によって自信がつき、競技結果につながることもあります。一般の方はいうまでもなく、生活に張りが出るでしょう。

ウエイトトレーニングの注意点

ここまでメリットばかり挙げてきましたが、しっかりとデメリットも押さえておきましょう。

  • 筋肉痛がつらい
  • トレーニング動作中に血圧が上がりやすい
  • フォームや負荷を誤ると、健康どころか不健康にまっしぐら
  • あくまでも筋力がつく(スポーツがうまくなるわけではない)
  • ジーパンがきつくなる笑(お尻がプリっと上がるため)

などです。

とくに血圧は注意が必要です。

動作中に息を止めないことが大切ですが、高重量になるとどうしても一瞬息が止まってしまいます。

循環器に問題がある方は必ず医師の許可を得てから行うようにしましょう。

毎回トレーニングの前にも血圧測定をして体調をチェックすることも大切です。

さいごに

ウエイト(ストレングス)トレーニングは……

筋肉を発達させて筋力を高める

それ以上でもそれ以下でもありません。

逆に言えば、筋力アップに欠かせないメソッドといえます。

誤解が独り歩きする原因は様々ありますが、まず大前提としてこのことを押さえておけば、筋力が足りないと感じた時に、素直にストレングス(ウエイト)トレーニングを選択してもらえるかな~と思っています。

競技力を上げたければ、その競技の練習をたくさんする。

スタイルを良くしたければ、食事管理と筋トレをする。

筋力を高めたければ、ウエイト(ストレングス)トレーニングをする。

ほんと、ただこれだけのことです。

ヒトの生きるための動作は全て筋力で成り立っていますから、筋力が無くなれば死を意味するくらいにとらえてもらえると、なぜウエイトトレーニングが万人にとって大切かわかってもらえると思います。

ただ、大前提として安全なフォームと適切な負荷がわかっていないと、素晴らしいメリットも台無しになるので、必ず専門家の指導を受けましょう。我流で行うより、最短で健康に近づけますよ!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ABOUT ME
パーソナルトレーナー
相馬達也
「ウエイトトレーニングと鍼灸マッサージで日本を元気に!」を天に与えられた使命として日々試行錯誤しているパーソナルトレーナーです。1児の父でもあります。身体のことならお任せください。
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