以前の記事で、【ストレングストレーニングとは、人間の身体運動の源である筋力を鍛えるもの】であるとお伝えしました。
今回の記事では、ストレングストレーニングを実践し筋力がアップすると、具体的にどんな効果が得られるのか?についてお伝えします。
目次
ストレングストレーニングの具体的な効果
「ストレングストレーニングとは?」という記事で、ストレングストレーニングは筋力を鍛えるものであるとお伝えしました。
目的が筋力アップであることから、低い負荷量は用いません。筋力を高めるには、高負荷が必要になります。
いいかえれば……
トレーニングの原理原則に則った方法を実践しなければ、筋力はアップしないということです。
その中でもとても大切な【過負荷の原理】が抜けてしまうと、ストレングス=筋力は付いてきません。
以上を踏まえて、筋力をアップさせる大前提として、高負荷が必要になるということを、くどいようですが、もう一度認識して頂いたところで……
では、高負荷でトレーニングするにはどんなものが適しているか……
そう考えたときに現時点の様々なトレーニングメソッドの中で、無駄なく安全に実現できる最も適したもの……
そう!
それは、
バーベルやダンベルなどの重量物を負荷にした……
ウエイトトレーニング
です。
ウエイトトレーニングを正しいフォーム、適切な負荷で取り組むと……
- 筋肉量が増える
- 柔軟性が上がる
- 骨が強くなる(骨粗鬆症の予防になる)
- 腱、靭帯、半月板などの結合組織が強くなる
- 全身の筋力バランスが整う
などの様々な効果があります。
さらにこれらの効果から、
- 筋肉量が増えることで基礎代謝が上がる
- 基礎代謝が上がることで肥満予防になる
- 生活習慣病の予防、改善
- スタイルが良くなる
- 健康寿命を延ばす(最期の時まで自分の足で歩く)
などの様々な副次的効果があります。
特に大切な全身の筋力バランス
前述した効果の中で【全身の筋力バランスが整う】とはどういうことかについて、もう少し詳しく説明します。
特定のスポーツをしている方は、筋力バランスが崩れていきがちです。
スポーツは同じ動きばかりを繰り返すからです。よく使う筋肉ばかりが強くなり、本来あるべき筋力バランスがどんどん崩れていってしまいます。
その結果、正しく安全に身体を動かすことができなくなることで間違った動作を繰り返すことになり、身体に無理な負担が掛かり、慢性的な障害に繋がってしまうのです。
特に競技スポーツで多い不意の動きのときは、こういった筋バランスの乱れは正しい身体動作ができないため、大きなケガにつがりやすくもなります。
ということでストレングストレーニングを行う1番の目的は……
本来あるべき筋力バランスを維持をして、慢性障害やケガを防ぐため
に行うものであるということです。
無論、その競技スポーツでよく行う動作で使う筋肉を強化することも、ストレングストレーニングの一貫ではありますが、このようなパフォーマンスアップのためのトレーニングの前に、まずはヒトとしての正しい基本動作が容易に行える身体作りをして身体全体のベースを作ってから、パフォーマンスアップ系のトレーニングメニューに移行していきます。
スポーツをしていない方(一般人)も同様に、日々の生活では同じ動きばかりです。
体力仕事の方も座りっぱなしの仕事の方も、同じ姿勢、同じ動きを繰り返すことが多いのではないでしょうか?
偏った身体の使い方ばかりをしていると、特定の筋肉だけに負担が掛かり柔軟性を失います。
その結果、あっちが痛い、こっちが痛いと悲鳴だらけの身体になってしまいます。
すでにあちこち痛い!という方も、ストレングストレーニングによって改善が可能です。
ストレングストレーニングは、スポーツはもちろん普段の生活の質を向上するためのベースとして取り入れるべきものなのです。
さいごに
ストレングストレーニングの効果、そしてなぜ行うかという意味を書きました。
ウエイトを使ったトレーニングなので、一般の方には敷居が高そうに感じますが、段階的に負荷を上げていくので全く心配いりません。
ただし我流で行う場合は注意が必要です。フォームを間違えると身体にとって有害なものなります。
この記事を読んで頂いたことで、ストレングストレーニングを健康管理のためにはじめてみようかな~と思われた方は、まずは専門家の指導を受けて、効率と安全重視のトレーニングになるようにお願いいたします。
もちろんMRGでも、指導のご依頼大歓迎です!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。