日々トレーニング指導に携わらせていただき感じること、それは……
トレーニング効果を出せるか出せないかは、「どれだけ自分に厳しくできるか」というメンタルの強さに関わってくるということを感じます。
あとは余計なことを思考しないで、ただただトレーニングに集中する。
この記事では、そんなウエイトトレーニングを行うにあたっての「メンタリティ」について記事にします。
目次
トレーニングの生活の中での優先順位
「今日は疲れたからサボっちゃおうかな……」
「やる気でないな……」
「重量を軽くしようかな……」
「忙しいから無理かも…」
なんて、無駄な思考に時間を費やしがちです。
トレーニングは正直辛い。嫌だと思うのが普通です。
気持ちで負けている時は集中できず、パフォーマンスが落ちます。
こんな状態でのトレーニングでは効果が期待できません。
それに、そういう時は大体怪我をします。嫌々やって怪我をして悪循環です。
そもそもなぜこのような思考が生まれるのか??
- 単純に過負荷(高い負荷量)なので辛い。
- 同じ動作の繰り返しが多いので、単調。
- 無酸素代謝なので水素イオンが筋肉をだるくさせる。
- 効果がすぐに現れない。継続しないと意味がない。
- 筋肉痛が嫌だ。
とまあ、いろいろ挙げてみましたが、要するにひっくるめるとトレーニングは辛いだけで面白くないと感じる人が多いということ。
どんなに忙しくても生きるためには仕事はするし、眠るし、食べるでしょう?
眠る・食べるはヒトの本能的な欲求であり、楽しいことなのでわかりますが、人間は仕事をせず遊んで暮らしたいと思う人は多いのに、大半の人はつらい仕事はします。そういう時間は忙しかろうが確保します。
なぜならこれらは生きるうえでの優先順位が高いからです。
ということは、トレーニングを始めたけど続かないという人はトレーニングに対するそもそもの優先順位が低いということになります。
だって単調で面白くないですから。しかもやらなくても死にはしないし、そもそもキツイし(笑)
トレーニングがマスト(必須)になっている方は、仕事をしようが、趣味をしようが、お酒を飲もうが、必ずトレーニングのことを考え時間を確保しています。
日々の身体のメンテナンスも徹底しています。
たったこれだけの違いで、5年後10年後の両者の健康レベルは大きな差が付きます。
トレーニングを始める動機をあらためて思考
そもそもなぜトレーニングを始めようと思ったのでしょうか?
- スタイルを良くしたい
- 健康を維持したいから
- 整形外科的な疾患を患っているから
- 生活習慣病予防
- スポーツで勝ちたいから
動機にはいろいろあると思います。
共通して言えることは、現状や未来に何らかの不満や不安があるからだと思います。
特にわかりやすいのは、運動を避けてきたことでロコモティブシンドロームやメタボリックシンドロームを患っているパターンです。
今までの生活が原因で痛みや障害を発症しているのであれば、現状の生活スタイルを変えない限り、その悪化は変えられません。
なのに続かない……。
優先順位が低いと言わざるを得ません。(実際はそんなに困っていないパターンもありますが……。)
過去から現状に掛けて原因があることがわかっていても、楽な方へと逃げようとする姿をみると、この人は本気で身体を変える気は無いんだなと思ってしまいますし、実際にパーソナルトレーナーとしてそれなりにキャリアを積ませて頂いた中に、そういった方は多数いらっしゃいました。
ほとんどの方は更に症状が悪化していったことは言うまでもありません。
反対に、衣食住レベルとまでは言いませんが本気でトレーニングに向き合ってくれた方というのは、一様に身体が健康になっています。
ここでいう本気とは、トレーニングの時間だけでなく、日々の自己メンテナンスも含めてです。
特にパーソナルトレーニングでは、週1契約だと、1週間168時間のうち、長くてもたった2時間しかクライアント様とお会いしません。
1週間全時間のわずか1.2%です。
お会いしない時間、すなわち約99%に当たる166時間を不健康に過ごせば、トレーニングの効果が中々現れてこないのはなんとなく想像できますよね?
実際166時間の過ごし方をフォローする意味で自主トレメニューやメンテナンスメニューをお出ししても、トレーニングの優先順位が低い方はほとんどが実践されません。
冒頭に戻りますが、パーソナルトレーニングでも自らでも、形はどうあれトレーニングを始めようと思った方は、なぜトレーニングを始めようと思ったかという初心を忘れず、是非3~6か月は優先順位を上げて日々の生活を本気で取り組んでみて下さい。
絶対に身体は変わります。
さいごに
何も考えず、ただただ目の前のバーベルを挙げることだけに集中する。
ポジティブな思考と集中力、これが一番大事です。
「今よりも身体をよくしたい」
シンプルにただこれだけです。
身体を変えたいなら「実践する」しかありません。
実践するためには、前述のとおり「優先順位を上げる」ことが必要です。
睡眠や食事、仕事と同等にする。無意識に「やる」ものにする。
トレーニングで効果を出すために、「負けない心」「強い意志」も一緒に鍛えていきましょう!
言い訳をしている暇はありません。
今の身体になったの今の生活スタイルやメンタルティに原因があるのですから。
全体的に少し厳しい言い回しになってしまいましたが、それくらい本当の健康を手にして頂きたい一心で書いてみました。
身体を変えたいと思っていらっしゃる方、是非MRGにご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。