MRG代表相馬幹子のトレーニング実践記です。
一生痛まない身体、一生垂れない身体を目標に日々トレーニングに励んでいます。
ウエイトトレーニングに対する偏見をなくし、女性にこそウエイトトレーニングを実践して欲しいとの思いから日記を書いています。
この記事では、「日々の疲れをウエイトトレーニングで取る」をテーマにお届けします。
目次
女性のウエイトトレーニングに対する偏見
トレーニングをしていて良かったなと思える時は、効果を感じられた瞬間です。
本人が感じる変化より数か月遅れて、他人が変化に気づき始めます。
私も最近よく初対面の方から、「スタイル良いですね、何かされてるんですか?」とか、 ママ友から「産後、体型が戻らないんだよね……どうやって体型維持してるの?」などの言葉をかけてもらえるようになりました。
これほどモチベーションの上がる言葉はありません!素直に嬉しい!
そして私はいつも「バーベルを担いでウエイトトレーニングをしてます!」とニヤニヤしながら答えます。
必ずといっていいほど「えーーーーーーーーーーー!!!バーベル!?」とびっくりされます。
どうやら「バーベルを担ぐ」ことはマッチョな男性がする事と多くの方が思っているようです。
ヨガとかピラティスとか体幹トレーニングって言えば納得されるんでしょうか(笑)
ウエイトトレーニングは、自分の体重ほどの高重量を扱う種目もあります。
ハッキリ言ってキツイですが、「限られた時間の中で出来るだけ早く確実に筋肉をつけたい!」そう思うとやっぱりウエイトトレーニングが一番なんですよね。
過去に体幹トレーニングやらヨガやら色々やっていましたが、自重だけで筋肥大させるには限界がありました。
もちろん体幹トレーニングやヨガもそれぞれ目的を持って行う分には良いと思います。
ただ単純に、筋肥大&筋力アップを目的とした場合のメイントレーニングにするには負荷が足りないということです。
トレーニングの原理原則に則って行うことが大切です。
疲れているときのウエイトトレーニングの是非
「日々の労働で疲れてるのに、ウエイトトレーニングなんてしたら余計疲れちゃうでしょ。」
こう思う方は多いと思います。
実はこれ真逆なんです。
むしろトレーニングをすると元気になります。
MRGのクライアントさんも「今日は疲れてるな~と思って始めたけど、トレーニング前より元気になった!」とおっしゃってお帰りになられます。
ではなぜ【身体に負荷をかけるウエイトトレーニングをすると元気になる!】と感じるのでしょうか。
日々の生活では偏った筋肉しか使っていません。
関節を動かす範囲も狭いため、身体は凝り固まり血行が悪い状態が続きます。
歩く、立つ、座るの繰り返しが多い日常生活では、肩関節や股関節をめいっぱい動かす場面なんてないですよね。
ウエイトトレーニングは、日々の生活動作で使われにくい筋肉を使い、生活動作で使わない可動域まで動かします。
正しいフォームで行うことで筋バランスが整うため、トレーニング後は腰痛や肩こりなど重怠かった部分が楽になったり、姿勢が整いシャッキっとします。
精神的にもリフレッシュできるので、「トレーニング前より元気になった!」と感じられるわけです。
「いやいや、そりゃ嘘でしょ」
と思われた方、騙されたと思ってやってみてください。
私も今では筋肉が疲れてるな~と感じると、「疲れを取るためにトレーニングがしたい!楽になるから!」と思うようになりました。
ここまでゴリ押しのように「ウエイトトレーニングで元気になる!」とお勧めしてきました(笑)
これだけお勧めしておいてなんなんですが……
ウエイトトレーニングは筋肉に物理的ストレスをかける行為です。
強度設定を誤れば身体は疲労してしまいます。その日その時の身体の声は大切にしましょう。
疲労感が強かったり体調がすぐれないときに無理に行うと体調が悪化する場合があります。
スパイスと同じで適度な量であればピリッと味が締まりますが、掛け過ぎればとんでもない味になるのと同じです。
追い込むけれど、追い込み過ぎない
この感覚が大切です。
ストレスとトレーニングの関係については以下の記事を参照にしてください。
効果測定でウエイトトレーニングの効果を実感しよう
以前の記事でも説明しましたが、トレーニング効果を日常動作やスポーツに活かすためにはパワー系エクササイズの導入が必要です。
ということで私もハングクリーン習得のために練習に励んでいます。
キャッチの時に手首に激痛がはしり、恐怖でキャッチができない……。
キャッチが下手なことも原因の一つですが、以前から手首が地面につけないほどの炎症があるので、手首のトレーニングを強化して可動域を広げられるよう取り組みました。
最近では、あんなに悩まされていた手首の痛みもほとんど無くなり、手首の可動域が広がり生活動作も楽になってきました。
私は身体の変化を敏感に感じられるよう、状態をメモに残したりして常に意識しています。
トレーニング効果は今日やって明日出るものではなく、何か月、長い場合は何年もの継続によって徐々に変化していきます。
他人から見るとものすごく変化しているのに、本人は変化に気づかないというパターンがよくあります。
子供の成長を親は毎日接しているので気づきにくく、久々に会った他人からするとものすごく成長していてビックリする、というのに似ていますね。
身体の状態をメモする、体型や姿勢を定期的に撮影して写真に残す、サイズを測って数値で比較するなど工夫すると、自分では気づかなかった変化も感じることができますので記録に残すことをお勧めします。
さいごに
ウエイトトレーニングに対する偏見は残念なことに非常に多いと感じます。
女性に限らず男性でも「ウエイトトレーニングは筋肉ムキムキになるためにやるもの」と思っている方が多く、「健康になるためにやること」というイメージはなかなか定着しません。
確かに、むやみやたらに科学に反したトレーニングをすれば健康にはなれませんし、身体を痛める可能性もあります。
正しいトレーニングをするためにプロの指導を受ける必要がありますが、まだまだパーソナルトレーニングの普及率が低いことも「ウエイトトレーニングは害」と思われてしまう原因なのかもしれません。
あちこち痛む身体を長年マッサージで解決しようとしていた方が、根本解決のために勧められたウエイトトレーニングを数か月継続すると、みるみる痛みが軽減し仕事も遊びもタフになっていきます。
「なんでもっと早くウエイトトレーニングをやらなかったんだろう」と後悔される方がほとんどです。
痛みに悩む方にこそ、根本から健康に!元気に!なってエネルギーに満ち溢れた活力ある人生を送って欲しいと願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。